教養試験の概要と対策について

警察官採用試験

みなさんこんにちは、かせいです。

今回は警察官採用試験の教養試験について私がどのように対策したかを紹介しようと思います。

私は以前警察官採用試験を受験し合格することができました。

合格するために教養試験の勉強を一生懸命しました。

勉強をしている中で思うように点数が伸びず、本当にこの勉強法であっているのかと悩むこともありました。

そうした状況の中でもただ闇雲に勉強するのではなく、どう勉強すれば効率よく合格点に届くか考えながら勉強を行っていました。

そのため1次試験の教養試験は全て合格することができました。

このような私の経験に基づいた教養試験の勉強法を紹介しようと思います。

警察官になりたいと考えている方教養試験の勉強をしている方で勉強法に悩んでいる方の参考となればありがたいです。

教養試験について

教養試験については、「警察官になるにはどうしたらいいのか?」という記事でざっくりと説明しました。

もう一度ここで教養試験について整理しておきたいと思います。

教養試験は警察官採用試験の1次試験であります。

まずはこの1次試験の教養試験を突破しなければ次に進むことができないためとても大切な試験となります。

教養試験は、だいたい2時間~2時間30分の制限時間の中で40~50問の問題を解きます。

問題形式は、5つの選択肢から1つを選ぶ五肢択一式です。

一部例外はありますが、ほとんどこのような試験時間と出題数です。

この教養試験を突破するためには、約6割~7割の得点が求められているといわれています。

私は2つの警察官採用試験を受験しました。どちらの教養試験も約6~7割の点数で教養試験を突破しました。

教養試験の出題科目

警察官採用試験の5月型を参考に見ていきます。

科目出題数
政治
経済
社会
地理
日本史
世界史
数学
物理
化学
生物
地学
英文
現代文
判断推理
数的推理
資料解釈
合計50

警察官・消防官[大卒] | 公務員試験対策 | 実務教育出版より引用

このよう多くの科目が出題されます。

教養試験の科目は、大きく分けて

  • 一般知識政治、経済、社会、地理、日本史、世界史、数学、物理、化学、生物、地学
  • 一般知能判断推理、数的推理、英文、現代文、資料解釈

の2つに分かれます。

出題数としては、半々のイメージです。

一般知識

一般知識は、高校までに学習する政治、経済、社会、地理、日本史、数学、物理、化学、生物、地学となります。

問題の難易度については、どの科目も教科書の基本例題くらいだと考えていいです。

このうち社会という科目のイメージがつかみにくいと思いますが、これはいわゆる時事問題です。

だいたい直近1年以内の社会で起こったこと(国内の政治や経済、国際情勢等)についての問題となります。

一般知識は各科目出題数が数問になります。4~1問程度の出題となります。

特に理系科目の出題は、1科目1~2問程度でとても少ないです。

このように一般知識は出題科目が多く、出題数にばらつきがあります。

そのため、出題数の多い科目をいかに得点できるかがとても大切となってきます。

一般知能

一般知能は、判断推理、数的推理、文章理解(英文、現代文)資料解釈となります。

難しそうな4字熟語が並んでいますね(笑)

文章理解は英文や現代文を読んでその文章の要旨や正誤を聞く問題が出題されます。

資料解釈は円ブラフや棒グラフを見てその内容を読み解く問題などです。

判断推理と数的処理についてうまく説明することが難しいですが、どちらも出題パターンがあります。

判断推理の問題として、順位の問題やトーナメント表の問題や位置関係の問題などがあります。

数的推理の問題としては、濃度を求める問題や割合の問題や速さの問題などがあります。

数的推理は中学受験で似たような問題が出題されると聞いたことがあります。

そのため中学受験で受験勉強をしたことがある方は、もしかすると見覚えがあるかもしれません。

実際に問題を見てみる方がイメージがつかみやすいと思います。

上記の表を見ると、一般知能は一般知識に比べ1科目あたりの出題数が多くなっています。

一般知能だけで教養試験全体の半分近くを占めています。

そのため一般知能の対策がとても重要となり、一般知能を確実に得点できるかが教養試験合格のカギとなります。

対策について

次は教養試験の勉強法について、私の経験や勉強法を交えながら説明していきます。

私の教養試験の学習期間は8か月から1年くらいです。

通っていた大学が主催する公務員の講座を受講していましたが、一般行政職公務員向けの講座がメインで教養試験の講座は少なかったです。

そのためほぼ独学で勉強していた状態でした。

教養試験は科目数が多くどの科目から勉強をはじめたらいいのか悩む方もいると思います。

さきほどの5月型の採用試験の出題数を見ると、一般知能と言われる判断推理、数的推理、文章理解の出題数が多いことが分かると思います。

この3科目で得点できるようになると、教養試験の得点が4~5割は安定してとれるようになります。

そのためこの3科目(判断推理、数的処理、文章理解)がとても重要となります。

ただ、この3科目の問題を安定して解けるようになるまでに時間がかかります。

私もこの3科目から勉強をスタートさせました。私の場合、判断推理と数的推理が安定して解けるようになるまでに半年くらいかかりました。

なるべく早めにこの3科目の勉強を始めることをお勧めします。

次に優先順位が高い科目は政治、経済、社会になります。

こちらは一般知能(判断推理、数的推理、文章理解)の次に出題数が多くなります。

暗記系の科目で比較的勉強を進めやすい科目になると思います。

一般知能(判断推理、数的推理、文章理解)とこの政治、経済、社会が確実に解けるようになると合格ラインの6割に一気に近づきます。

次に勉強する科目としては地理、日本史、世界史です。

それぞれ2~3問の出題があります。

ただし、この3科目は勉強するのにかなり時間がかかります。

特に日本史と世界史は歴史の流れを把握する必要があり、全ての範囲を勉強するとかなり時間がかかります。

出題範囲は広いですが、試験に出題されやすい時代や分野がある程度決まっています。

そのため頻出の時代や分野に的を絞った勉強が大切です。

または、高校生の頃に習った科目や大学受験科目として勉強した科目を優先させることも効果的だと思います。

最後は、数学、物理、化学、生物、地学です。

こちらは1~2問の出題となります。

正直そこまで時間をかける必要はないと思います。

余裕がある方で試験の1~2か月前に少し勉強するくらいでいいと思っています。

私はあまり余裕がなかったので大学受験科目として勉強した数学と地学に絞り、試験の1か月前くらいに勉強した程度です。

ここまで何から勉強を始めるべきかについて、科目の優先順位を説明してきました。

優先順は

①一般知能(判断推理、数的推理、文章理解)

②政治、経済、社会

③地理、日本史、世界史

④数学、化学、物理、生物、地学 

の順になります。

①一般知能と②政治、経済、社会の対策が本当に大切だと思っています。

まずは、①一般知能から勉強を始めて次に②政治、経済、社会の勉強を始めることをおすすめします。

まとめ

今回は警察官採用試験の教養試験についての概要と対策の方向性を紹介しました。

科目数が多い教養試験で合格ラインの6~7割の得点をとるためには、効率的な勉強が必要となります。

その勉強の方向性としては、出題数の多い科目を優先的に勉強することです。

特に一般知能(判断推理、数的推理、文章理解)と政治、経済、社会の出題数が多く、教養試験の半分以上を占めています。

一般知能(判断推理、数的推理、文章理解)と政治、経済、社会の勉強を優先させることがとても重要になります。

今回は以上となります。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

次回はそれぞれの科目の勉強を私がどのようにしていたかを紹介しようと思います。

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